ワイヤーアートはハンドメイド販売アプリで人気の高いジャンルのひとつです。
しかし、作品の価格設定や販売戦略に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ワイヤーアートの価格設定や販売戦略のコツをお伝えします。
価格設定の基本
価格設定は、自分の作品に対する評価と、お客様に対するサービスのバランスです。自分の作品に自信があるなら、それに見合った価格をつけるべきです。しかし、高すぎても安すぎてもお客様に不信感や不満を与えてしまう可能性があります。適正な価格をつけるためには、以下のような方法があります。
原価計算
原価計算法とは、材料費や工具費などの直接的な経費と、電気代や手数料などの間接的な経費を合計したものに利益率を乗じたものです。例えば、材料費が1000円、間接的な経費が500円だとしたら、原価は1500円です。利益率を30%とすると、価格は1500円×1.3=1950円となります。この方法は、自分が最低限得たい利益を確保することができますが、市場の需要や競合他社の価格には関係ありません。
市場調査
市場調査法とは、自分の作品と同じジャンルやターゲット層の商品を調べて、その平均的な価格や幅を参考にする方法です。例えば、ハンドメイド販売アプリでワイヤーアートを検索してみると、
– ネックレス:1000円~5000円
– ブレスレット:800円~3000円
– イヤリング:500円~2000円
– ブローチ:800円~3000円
– インテリア:2000円~10000円
といった感じでしょうか。この方法は、お客様が払いやすい価格帯や相場感を把握することができますが、自分の作品の特徴や付加価値には関係ありません。
付加価値
付加価値法とは、自分の作品が持つ独自性や魅力を評価して、それに見合ったプレミアム価格をつける方法です。例えば、
– 素材や技法が珍しい
– デザインや発想が斬新
– オーダーメイドやカスタマイズが可能
– ストーリーやコンセプトがある
– レビューやファンが多い
などが該当します。この方法は、自分の作品に対する自信や差別化を表現することができますが、お客様がその価値に納得してくれるかどうかは分かりません。
組み合わせ
上記の方法はそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため、一つだけに頼らずに組み合わせて使うことがおすすめです。例えば、
– 原価計算法で最低限必要な利益を確保する
– 市場調査法で相場感や競合他社の動向を把握する
– 付加価値法で自分の作品の魅力や特徴をアピールする
というようにバランスよく使ってみましょう。
販売戦略の基本
価格設定だけでは売れる保証はありません。お客様に興味を持ってもらい、購入してもらうためには販売戦略も重要です。以下では、販売戦略の基本的な要素についてご紹介します。
商品写真
商品写真はお客様に最初に目に入る部分です。商品写真が魅力的であればクリックされる確率も高くなります。商品写真は以下のようなポイントに注意して撮影しましょう。
– 明るくてキレイな背景を選ぶ
– 商品全体が見えるように撮る
– 商品の色や質感がわかるように撮る
– 商品のサイズ感や着用感がわかるように撮る
– 商品の特徴やディテールをアップで撮る
また、商品写真だけではなくて、
– 作品名や説明文
– 材料やサイズなどの詳細情報
– 発送方法や注意事項
などもわかりやすく記載しましょう。
プロフィール
プロフィールはお客様に自分を知ってもらうための部分です。プロフィールが充実していれば信頼感や親近感も高まります。プロフィールでは以下のようなことを記載しましょう。
– 自己紹介(名前や年齢、趣味など)
– ワイヤーアートを始めたきっかけや経歴
– 作品づくりに対する思いやコンセプト
– お客様へのメッセージ
また、プロフィール写真も忘れずに設定しましょう。
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